企画会議 ダメ出し

さっきのプレゼンなんですか?!

…と池田さんに言われたりしてみたい、GenRock店長です。

さて、本日のミーティングは、「そもそもダブルカフのシャツもあまり売ってなければ、カフリンクスを使う人も少ない。だったらどうしよう?」という共通認識の下に、ユニクロを愛用する多数派にも使ってもらえる、カフリンクスに代わる商品」の企画があがってきた、というので召集されました。
(ここでいうユニクロっていうのはマスマーケットの象徴ということでご理解ください。)

ですから、念のためシングルのシャツを着用して、ミーティングに臨んだわけです。ユニクロのシャツを想定するなら、コンバーチブルカフリンクス有/無両用タイプ)も除外のハズですけどね。ちなみに今日のコーディネイト、テーマはマリーン!

会議の結論として、私の考えは「軌道修正を要す」でした。

かつて多くのビジネスマンがカフリンクスを使用していたのは、メンズファッションの「正統」だったからだと思います。その「代わり」がカンタンに捏造できるかのような考え方は、かなりアマいんじゃないかと思うわけです。

もしも、私が、あるいは私の勤務先の会社が「新しいトレンド」を生み出せるほどの影響力を発揮できるのだとしたら、「カフリンクスの代わり」みたいな中途半端な商品を流行らせようとはしないで、あくまで「カフリンクスで新しいトレンド」を生み出す。それが私の理想です。

逆に、本当に「ユニクロを愛用する多数派に使ってもらえる」ようなステキな新商品を企画したのだとしたら、会議なんかしてないで、まずファーストリテイリングさんにどーんと提案したらいいんじゃないだろうかとも思います。

で、実際には、「ユニクロで売っててもおかしくないステキな商品」が考案されたわけではなくて、ひいき目に見ても「パッと見てステキな、カフリンクスの代わり(ユニクロのシャツにも可)」という程度ではないかと。シビアに見たらカフリンクスユニクロもバカにされたもんだ」と。愛が感じられないよ。

とはいえ、商品本体のデザインと価格設定によっては、ちょっと欲しいかもと思わせる、おもしろい企画ではありました(パッケージはすごくカッコイイんだよねー、といちおうフォローw)。デザインの見直しとコストダウン、いずれも大仕事です。勝負を焦った見切り発車がいちばんヤバイかも。

GenRock店長でした。