紺色にすればいいのに

$カフリンクスの日々〜実践!カフスのつけ方・使い方-TATEOSSIANタテオシアン
今日は意外と空気がぬるかったので、ベストもコートもなしにしました。ネイビーとピンクの組み合わせでコーディネイト。この色の組み合わせは、けっこう明るい印象になって好きです。

ネイビーのジャケットに白シャツをあわせるとカッチリした印象になりますし、ピンクのシャツに黒のジャケットをあわせると色っぽい感じです。ネイビーとピンクならその両方の特性が出ます。

出先で就活の学生と思しき集団と出会うことがありますが、男女問わず、ほぼ全員がことごとく黒いスーツを着ています。私はそれを、ネイビーにすればいいのになぁ、といつも思って見ています。

なんとなく画一化しちゃってるのだと思いますが、就活には黒ばかりでなく、ネイビーやチャコールグレーでもぜんぜん構いません。若い方の場合、グレーで控えめなスタイリングをすると色がくすんでしまいがちで、着こなしがちょっと難しいかもしれないですが、ネイビーなら使いやすいと思います。入社後だって黒より活躍する機会は多いハズですから、経済的ですし。そのあたりの将来の見通しがあるというのは、立派にビジネス的なセンスだと思います。

そういえば、いまメーカーズシャツ鎌倉さんの店舗に「社会人の心得」という小冊子が置いてあります。トビラを開くと、「スーツは作業着ではない、“戦闘服”である。」と大きく書かれています。業界内にいる者としてはちょっと引いてしまうくらい、大上段に構えた入り方のように思います。が、学生さんに発信するメッセージとしてはこれくらい強いほうがいいのでしょう。

背景にあるイメージは、若いビジネスマンが握手をしている姿です。TVフォールドの白いポケットチーフをして、なかなか凛々しい印象です。しかし、そのシャツの袖はシングルカフス。スーツは欧米の服飾文化…というイメージの作りこみとして、ここはダブルカフスにして、もっと手ヂカラを強調してほしかったところです。

以前の記事で、コンバーチブル・カフスで筒袖にしたときとカフリンクスを使った場合の比較をしましたが、ダブルカフスの装飾性=手ヂカラって、本当にステキだと思うんですけどね。雑誌なんかでも、合コン的な切り口だけじゃなくて、ビジネスでの力強さもちゃんと書いてほしいところです。

GenRock店長でした。