メンテナンスが文化

$カフリンクスの日々〜実践!カフスのつけ方・使い方-TATEOSSIANタテオシアン
ベストとカフリンクスをカラーコーディネイト。カフリンクスはタテオシアン。

月曜日から珍しく3日間、ネクタイをしていません。
今日はブラシのメーカーさんを見学させてもらいました。ヘアブラシとか、シェービングブラシとか、洋服ブラシとかのブラシです。

驚いたのは、ヘアブラシになる前の豚や猪の毛がすごく長かったこと。犬猫だったら長毛種と呼べるくらい毛が長いのでした。

再認識したのが、洋服ブラシの効果。秋冬はニットを着る機会が増えますが、ニットにつき物なのが毛玉。毛玉を切り取っていくと生地がやせてしまいますが、毛玉になる前に日々のメンテナンスとして丹念にブラシをかけてやれば、軽微な毛玉はなくなってしまいますし、そもそも毛玉になるのを抑えられます。

靴におけるシューキーパーとかも同様なんですけど、メンテナンスの道具ってすごく大切です。コロコロと変わる流行を追って安いモノを使い捨てにすることが服飾文化と言えるのでしょうか? いや、安いモノでもかまわないのですが、ベーシックなものを長く愛用するという発想がなければ文化的には貧しいと思います。

不況のせいか、メンテナンス本がいろいろ出ています。ファッションが消費ではなくて、文化になるためには、不況は好機なのかもしれません。

GenRock店長でした。