それでも地球は動く

これは、一般論としての商品政策に対する私見です。

ファッション業界のマネをして、無意味な消耗戦に参加するのはやめよう!というのが論旨。

まだクリスマス気分も冷めやらぬ年の瀬に不景気なハナシで申し訳ありませんが、商売をやっておりますとデフレというは目下の厄介な問題です。購買意欲を刺激するための低価格、低価格ゆえの商品開発の不振、その結果としてさらに購買意欲が萎えてしまう…という悪循環はよく聞く話です。

しかも、少しでもよさげな他社製品を真似っこするという「後出しジャンケン」をしているのに、価格でもデザインでも似たり寄ったりの新商品では、話題になるでもなく、デフレ市場に参戦した甲斐もないというものです。

どこの会社でも、売れてほしい!という期待(根拠に基づいた予測?)を込めて新商品が発売されますが、在庫の問題がありまして、既に勢いが衰えた商品は在庫調整のために価格改定(値下げ)やクリアランス・セールの対象となります。つまり、新しい商品を在庫としてもつためには古い在庫を処分しなくちゃならんことがあります。

魂を込めてつくった商品(古い商品)が、価格訴求だけのありきたりな新製品にとってかわられるというようなことで、モノづくりをしている人間は果たして納得しているんでしょうか。営業や販売、そしてお客様もそれを望んでいるんでしょうか?

私なら新作かどうかなんて関係ない。好きじゃないモノは新しかろうが、安かろうが欲しくない。欲しかった商品がセールで安くなっていたらラッキーと思うくらいのものです。

カフリンクスはそもそも安いものでもなければ、消耗品でもありません。20年、30年と使い続けて、なお後の世に残るようなモノを欲しいと思うし、そういうモノを創らにゃイカンとGenRock店長は常々思っております。もちろん、そういうモノが手頃な値段で買えたなら、申し分ありません。

そんなわけで、企業にとって残念な運用の集大成として、お客様にとって喜ばしい価格でクリアランス・セールがはじまります。

GenRcokでもクリアランス・セールやってます!
$カフリンクスの日々〜実践!カフスのつけ方・使い方-GenRockクリアランス・セール

GenRock店長でした。