トートバッグを使ってみる!

最近はカバン屋(レディースだけど)でもあるわけで、カバン屋的にもクールビズについて考えないわけではありません。

前提として、カバンを変えたからって涼しくなるわけではありません。しかし、カバンというモノは、「何を入れるか」という内側と「何に入れるか」という外側との両方の問題に密接に関わっています。ですから、「クールビズ」の実践によって変わるのがライフスタイルであっても、装いであっても、カバンを見直す余地は生まれるのです。

そんなことを考えつつ、少し前からビジネストートを使ってみたりしているわけですが。

ビジネストートの導入前によく使っていたブリーフケースに比べると、マチ幅が大きいこととファスナーなどがないことがポイントです! 要するに、容量が増えて、アクセスがしやすくなったということですね。
そこに夏ならではの持ち物を追加してみましょうというのが、今回の提案です。

まずは、扇子。ポケットにも挿しておけますが、あんまり出っ張っていては不恰好なので、使わないときはカバンに入れておくのがいいと思います。

次に、タオルやタオルハンカチ。通勤や外出などの移動時にたくさん汗をかくのがわかっているならば、ぜひとも用意しておきたいものですが、ポケットやスリムなカバンには収まりきらないかもしれません。

更に、ペットボトルや水筒。これも外出時の水分補給を考えてのことです。よく冷えたペットボトルは、外側に「汗をかく」ので、書類やカバンそのものを濡らしかねません。先述のタオルなどで周囲を覆ってカバーしてやることを考えると、意外と容量をとられます。保冷ができるスリムな水筒を用意しておくほうがコンパクトにまとまります。

最後に、ゲリラ豪雨だとか、スコール的な夏の急な雨に備えて、折り畳み傘も入れておくと万全です。

4つばかり挙げましたが、いずれもサッと取り出せて、サッとしまえるというのがトートバッグのいいところです。

女性のビジネススタイルではトートバッグはかなり一般的ですが、男性の場合だと数年前にラガシャ(LAGASHA)のトートが出てくるまでは、ビジネス向きのバッグとは見なされていなかったように思います。私が今夏、導入したのは、かなりビジネス顔のトートでしたが、これは服装とのバランスでこうなっています。もしも、もっとカジュアルなクールビズの装いであれば、例えば、ハンドルが肩にかけられるようなものなど、もっと軽い雰囲気のトートのほうが似合うでしょう。

クールビズというと、シャツやネクタイにばかり注目が行きがちです。しかし、全体としてのバランスが悪いのはよろしくありません。カバンを変えてみることも検討してみてはいかがでしょうか?

GenRock店長でした。