スーパークールビズで思ったこと


グレーのシャツに、水色のニットタイと水色と白のバイカラーのカフリンクス(モンアート)。青系つながりでネイビーのウエストコートをあわせます。

今年は5月からスタートしているクールビズに続いて、6月からはスーパークールビズなのだそうです。「5月開始のクールビズでは認められていない男性のアロハシャツやポロシャツ、スニーカーが9月末まで“解禁”された」って何の冗談かと思いながらニュースを聞いたのですが。

スーパークールビズ始動 今年から女性にも(共同ニュース)
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013060301001313.html

よく調べてみると、環境省の「スーパークールビズ2013」というページでは、「かりゆし、ポロシャツも活用した軽装の強化」という表現くらいしか男性の服装には言及されていません。

スーパークールビズ2013(環境省
http://www.challenge25.go.jp/practice/coolbiz/coolbiz2013/index.html

このページから読み取った限りでは、ニュースにあった中央省庁での運用ルールは〈スーパークールビズの定義〉というわけではないようです。むしろ従来のクールビズからスーパークールビズへの大きな変更点は、女性向けクールビズの提案が加わったことにあるのではないでしょうか。

女性向けのクールビズ提案については「余計なお世話」という批判もあるようですが、スーツとネクタイとを否定できれば何でもありと言わんばかりの無軌道な男性クールビズに比べると、よほど地に足のついた提案であると私には感じられます。曰く…

「“涼しさ”を取り入れた、きちんと見える装いを心がけましょう」
「オフィシャルな場では きちんと見えるファッションを心がけたいもの」
「夏だからといってリゾート風 のファッションやキャミソールドレスなどはふさわしくありません」
「必要以上に肌を露出すれば涼しくなるということでもない」

ね? こういう立派な見識があるのに、男性向けの運用ルールだけが人目を気にせず自分本位な方向へエスカレートしていくのが不思議で仕方ありません。

なお、女性向けの提案内容そのものの是非については、私にはよく分かりませーん。賛否両論あるとしても、より具体的かつ客観的な議論ができるなら、価値のある提案だとは思います。男性バージョンも作ってみたらいいのに。

そんな男性のクールビズ。少しでもよい方向にむかえばよいと思って、私自身もクールビズを考えるというカテゴリーをつくって記事を書いていますので、もし興味がわいたらご覧ください。