ハリスツイードでもアランセーターでもありませんが
白シャツに茶のニットタイと青いニットベスト。着ているのはごくプレーンなニットですが、その装いとはまったく無関係に、本は「ハリスツイードとアランセーター」というもの。
先週、うちのスタッフから「アランって何だと思いますか?」というような質問を受けました。それに対して「アイルランドのニットの編み柄の様式でもあるし、産地によっても規定されるのでは?」みたいな疑問形の答え方になってしまいました。いかにあやふやな知識しか持ち合わせていないか痛感して、ネットでもいろいろ調べてみました。ところが「伝説」がいろいろ出てくるものの、ハリスツイードのようなハッキリした歴史や定義(というか認証制度と登録商標)といったものはなさそうだということがわかった次第。
で、そのあたりを現地取材した書籍を見つけました。2013年4月の発行ですから、わりと最近の本ですね。美しい写真を交えながら、産地まで赴いて取材した情報を丁寧に説明してあります。歴史を紐解くだけでなく、現在進行形の地場産業としての姿がいきいきと描き出されていました。とりあえず、件のスタッフにはぜひ読んでほしいと思いましたね。
- 作者: 長谷川喜美,阿部雄介
- 出版社/メーカー: 万来舎
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: 大型本
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