フィールドワーク

実践し、記録することによって、やがて知識になる。と考えています。

GenRock店長は慶弔マナーはやりませんと標榜して、このブログをやっていますが、「切り捨てないで、あらゆるニーズに応えて、正しい情報を伝えるのが店長の責務だろっ!」的な電波を受信しましたw

日本フォーマル協会が認定している「フォーマルスペシャリスト」という資格があるそうで、調べてみますと、その積み上げられた知識の量たるや、おのれの無知をはずかしくも思います。

しかし、だからこそ、私にそのような知識の提供を期待するのは無理というものです。自分の身についていない知識を、教科書を引き写しでブログに書いたところで何になるでしょうか。Googleさんのお手伝いにすらならんでしょう。

どこにも書かれていないことだから、自分で試してみないとわからないことがたくさんあるし、それを記録して伝えることに価値があると思って、このブログをやっています。つまり、手法としてはフィールドワークです。

「フォーマルスペシャリスト」を否定するつもりは一切ありません。むしろ、歴史的に積み上げられた膨大な知識の担い手として尊敬します。それでもなお、私にはその書物を投げ出してでも、他に知りたいと思うことがある、というだけのことです。

具体例で言いましょう。
昨晩は、閣僚会見をやっていましたが、あのモーニングの装いが正しいかどうかは、私には判りかねます。が、おそらく既に記述された知識に答えを求めれば明らかになるでしょう。
それよりも私が知りたいと思うのは、新閣僚の装いのイケてなさを解消できる方法があるとしたら、そのポイントがどこなのか、ということのほうなのです。

ファッション業界だけでなく、世間一般にそういう「暗黙知」のことを「センス」だとか言ってあいまいにしてしまいがちですが、それこそ無責任ではないかと思います。
GenRock店長は、天才的なセンスがあるわけでも、飲み込みがいいわけでもないので、とても泥臭い方法としてフィールドワークを選んだに過ぎません。

そして人生は有限です。フィールドは好むと好まざるとに関わらず、自ずと限定されるものなのです。あとは自ら選ぶか、他人から与えられるかしかありません。

そんなわけで、先を急ぎますので、これにて失礼します。慶弔マナーはどうか私以外の方に尋ねてください。