ラペルピンの使い方とその進化に関する考察(4)
この記事はラペルピンの使い方とその進化に関する考察(3)の続きです。
ハイゴージのジャケットの登場で、ラペルピンの挿し方が変化を遂げたという考察をしてきました。
この記事では、ハイゴージではない=ゴージが低い、クラシカルなジャケットにラペルピンを挿す場合の注意点について解説します。
ラペルピンの挿し方が変化してきた結果のところだけをとらえて、「フラワーホールにラペルピンを挿すのはダサい」という考え方が広まっているようです。「社章みたいに見えるから」などともっともらしい理屈もついて、説得力が増しているので厄介です。
しかし、クラシカルな(ゴージの低い)ジャケットに飾りをつけるなら、フラワーホールの位置がいちばん収まりがよいとGenRock店長は考えます。もし、フラワーホールにラペルピンを挿して社章みたいに見えるなら、それは(1)ラペルピンのデザインが地味すぎるか、(2)全体のコーディネイトが仕事っぽくなってしまっていることを疑うべきです。ラペルピンを挿す位置を変えたところで、この問題は解決はしません。
それどころか、ラペルピンの位置が極端に下げることで、逆に野暮ったい印象になってしまう危険性すらあります。
チェーン付きのラペルピンを使用する場合でも、ポケットのラインより上に収めることを心がけると失敗がありません。
オジ様方、くれぐれも若いヤツらのうすっぺらな知識に惑わされぬよう、ご注意ください。
GenRock店長でした。
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