アクセ専門知識

地球儀カフリンクス4種

タテオシアンの地球儀カフリンクスが新作も含めて4種類になったので、ネットショップで特集を組もうと思って商品写真を撮影しています。これは従来からあるロングセラー。 ラピスラズリの球体にいろんな天然石が象嵌してあるという、とても凝ったつくり。固…

懐中時計のつけ方は?

「シャーロック・ホームズ」を観て、もうひとつ気になった小物が懐中時計。 「パブリック・エネミーズ」における懐中時計のほうがよほど重要な小物だったはずなのですが、そのときはあまりグッと来ませんでした。今回はなぜか紹介したくなってしまいました。…

カフリンクスとタイバーのセット

昨日に引き続き、うちのヒット・シリーズ―〈ミーム〉のロール・カフリンクスです。ラップアラウンド・タイプのカフリンクスをバリエーション豊富にラインナップしています。 これはブレスレットに見られるような幅広のチェーンがついており、天然石タイガー…

カフリンクスとピンズのセット

以前から何度か紹介していますが、うちのヒット・シリーズ―〈ミーム〉のロール・カフリンクスです。ラップアラウンド・タイプのカフリンクスをバリエーション豊富にラインナップしています。 これは二重のチェーンがついたボタン・モチーフのもの。一見する…

タイバー三態

いちおうカフリンクスがメインのブログなんですが、このところタイバーの記事を書いているので、まとめ的に。 左は現在の一般的なタイバー。ネクタイを立体的に持ち上げて、それをキープするのに役立ちます。タイバーの装着位置としては、ジャケットの前を閉…

タイバーで立体的なVゾーン

以前の記事で立体的なVゾーンとタイバーの機能的な変化についてふれましたが、その関連で。 ベストや三ツ釦(3B)ジャケットでVゾーンが詰まっているにも関わらず、立体的なネクタイ出し&タイバー見せの例。ちょっと紳士服飾業界っぽい、派手な着こなし…

ショート・タイバー(ショート・クリップ)

以前の記事にも書きましたが、ネクタイの小剣だけをとめるタイバーがあります。 標準的なタイバーは60ミリ前後ありますが、このショート・タイバー(ショート・クリップ)は30ミリ強といった長さしかありません。短いのでクリップ部分が大きく見えてしまいま…

ホルダー付きタイバー

〈ミーム〉のスターリング・シルバー製タイバー。ホルダー付きです。 ホルダー(ホルダーチェーンとも呼ぶ)というのは、ひょうたん型の金具をシャツのボタンに引っ掛けて固定するものです。現在、主流となっているタイバーは、ネクタイの大剣・小剣とシャツ…

錠前型のカフリンクス〜シングルカフとダブルカフの比較

昨日の記事の続きで、錠前型のカフリンクス。シングルカフスにつけたときと、ダブルカフにつけたときを実際に比較してみました。 左がシングルカフにつけた様子。実際にはブラブラして困るようなことはありませんでしたが、やはり多くの隙間が生じていますし…

錠前式のカフリンクス

錠前式=パドロック(padlock)。ただし、現時点においては、新奇な機構のカフリンクスであり、一般的な呼称は定まっていない。錠前式はラップアラウンド型の発展形とえいる。ラップアラウンド部分が単なる装飾ではなく、留め金としての機能を担っている点が特…

ボタンカバーの新型

今日は商品の撮影をしています。 新型のボタンカバーです。上下2パーツからなる真鍮製のケースは、従来の裏側がバネ式のものに比べて“しっかり感”があります。 開閉の機構が新型であるとともに、デザイン的にも良さがあります。それは横から見たときの“厚み…

カフリンクスの起源

Cuff Links この本によれば、カフリンクスの登場は17世紀のはじめ頃のヨーロッパです。とはいえ、当時はレースやリボンで袖を留める方法が好まれており、あまり使われなったのだとか。金属製品といえば、サーベルや拍車(スパー=踵につけて馬の腹を刺激する…

ボタンカバーとカフリンクスとの決定的な違い

カフリンクスに似たアクセサリーとして、ボタンカバーというものがあります。シャツのボタンの上に被せて使用するので、ボタンカバー。袖のボタンにつければ、カフリンクスのように見えるという代物です。確かにディディール・アップにはなりますし、カラー…

チェーン式

チェーン式のカフリンクス。英語では、チェーンリンク・カフリンクス(Chain-link cufflinks)と呼ばれる。円形のプレート2枚を鎖でつないだカフリンクスは、最も古典的な形式(写真上)。 現在でも英国の製品に多く見られ、様々なデザインのものが創られてい…

舟足(ふなあし)

舟足(ふなあし)のカフリンクス。英語では、ウェイル・テイル・バック(whale-tail back)と呼ばれる。「クジラの尻尾」の意味です。「ホエール・テール」と書いたほうがわかりやすい?クラジのしっぽに似ていますかね。 舟足の仕組み。舟のようなカタチのパ…

回転足

回転足のカフリンクス。英語では、トグル・バック(toggle back)、スウィブル・バック(swivel back)などと呼ばれる。回転するバーの形状が魚雷に似ていることからトーピード・バック(torpedo back)とか、銃弾に似ていることからブリット・バック(bullet back)…

ラペルピンの使い方とその進化に関する考察(4)

この記事はラペルピンの使い方とその進化に関する考察(3)の続きです。ハイゴージのジャケットの登場で、ラペルピンの挿し方が変化を遂げたという考察をしてきました。 この記事では、ハイゴージではない=ゴージが低い、クラシカルなジャケットにラペルピ…

ラペルピンの使い方とその進化に関する考察(3)

この記事はラペルピンの使い方とその進化に関する考察(2)の続きです。ラペルピンの留め金は元来、飾りではありません。その留め金が表舞台にあがるためには、それなりの説得力がなければなりません。 そこで、飾りとしての一体感を生み出すために、留め金…

ラペルピンの使い方とその進化に関する考察(2)

この記事はラペルピンの使い方とその進化に関する考察(1)の続きです。ピンズ/ピンバッジに代わって、ラペルピンが流行った背景には、スーツの襟型の変化が関係していると考えられます。 上襟と下襟(ラペル)とのつなぎ目、あるいは「く」の字型の凹みの…

ラペルピンの使い方とその進化に関する考察(1)

最近のメンズアクセサリーのなかで、「ラペルピン」は人気のアイテムのひとつです。 「ピンズ」や「ピンバッジ」などと呼ばれる、飾り部分の後ろに垂直に短い針が突き出ているタイプとは異なり、長い足のような針をもち、留め金(キャッチ)の部分も飾りの一…

トラベル用カフリンクス・ケース

出張の準備中です。 トラベル用のカフリンクス・ケース(ダルビー)。出張には、着替えはもちろんですが、カフリンクスとメガネも替えを持って行きます。この〈ダルビー〉のカフリンクス・ケースは旧型とあわせて2つ持っているのですが、こちらは新型。20%…

アーチ型のポストは断じてU字ではない

「カフス」「使い方」「向き」というキーワードの検索でこのブログにアクセスがあったので、思い当たる記事をひとつ。 この画像ように、ポストが弓なりになっているカフリンクスがありますが、どっち向きに使うかわかるでしょうか?たまに上下を逆向きに着け…

固定足

固定足のカフリンクス。留め具としての機能上の可動部がない。スナップ式を除く、一般的なカフリンクスは構造上、大きく3つの部分から成る。フェイス(face) 装着完了時に体の外側に向く、より装飾的な端。 バック(back) 装着過程においてボタンホールを通り…

スナップ式

写真中央がスナップ式のカフリンクス(ヴィンテージ“SNAP-LINK”)。1組のスナップ式カフリンクスは、合計4つのパーツから成る。つまり、片方で凹凸の2パーツ。スナップボタンのような接合部をもち、他の様々な方式のカフリンクスに比べて着脱が容易と言わ…