クールビズは浴衣みたいに新解釈されるといい

4連休の初日はお天気もよく、昼間の気温もグンと上がりましたね。そんなわけで浴衣を着てみました。

単純に浴衣だとさすがにまだ寒々しいので、アレンジは重要です。まず色は濃いめを選びます。ストールで衿を詰めて、さらに帽子もかぶります。ここまでやれば、浴衣っぽさがかなり消せます。あ、帯は角帯ね。

ちなみに見えない部分でも、浴衣の下に肌着とステテコを着用し、より快適に着られるように工夫しています。

浴衣といえば、いまでこそ夏祭りの晴れ着みたいな扱い(特に女子)になっていますが、もとをただせば、もっとずっと、だらしない格好です。寝間着みたいなものと言っても差し支えないでしょう。いえね。お作法とか、かくあるべしって規範のはなしではありませんよ。好きなときに着たいように着たらいいじゃないかと思っていますよ。でも、晴れ着にするくらいの気持ちで意識的にカッコつけて装わないと、ついついだらしなくなりがち…ってことは意識しておいたほうがいいかなと。これからのシーズンに見かけるようになる、晴れ着のつもりでかわいく装う女子と、涼しけりゃいいんだとばかりに着くずれ放題の男子との浴衣ヂカラの格差については、いわずもがなでしょう。

この状況というのは、クールビズにも通じるものがあると思います。過去記事でも男性向けにエスカレートしたスーパークールビズと女性向けに新たに提案されているクールビズ(スーパークールビズ2013 by 環境省)の違いについて言及しました。

これまでクールビズは「ドレスコード規制緩和」にフォーカスして語られすぎました。その結果、着くずす方向で話をするのは、もはや意味のないところまで到達しちゃってると思います。これからのクールビズは「そもそもユルい服をいかにきちんと見えるように着こなすか?」というゲームとして楽しむのが正しいあり方なんじゃないか、と私は考えています。クールビズはだらしなく見えるからダメだとか、そんなこと言ってるステージはもうとっくに終わってるんですよねー。