アイロンのかけ方 (4) 肩のうしろ

この記事は、シャツにアイロンをかける方法 の一部です。

襟(えり)を仕上げたら、そのままシャツを手前に引き寄せて、シャツの内側から肩のうしろの部分にアイロンをかけていきます。

だいたいカフリンクスの日々〜実践!カフスのつけ方・使い方-アイロンのかけ方18
シャツを手前に引き寄せて、背の部分を平らに広げます。

だいたいカフリンクスの日々〜実践!カフスのつけ方・使い方-アイロンのかけ方19
肩から背中にかけて「ヨーク」と呼ばれるの切替の布があります。タグがついている部分です。肩甲骨のうえあたりを左右に貫いている縫い目の部分をしっかり伸ばしていきます。

だいたいカフリンクスの日々〜実践!カフスのつけ方・使い方-アイロンのかけ方20
袖ぐりの背の側の縫い目も、アイロンの先端を使ってしっかり伸ばしていきます。

だいたいカフリンクスの日々〜実践!カフスのつけ方・使い方-アイロンのかけ方21
この段階ではヨークと袖ぐりの部分をしっかり伸ばすことに集中してください。
アイロンは生地の縦糸方向にかけるのが基本です。横糸方向だと生地が伸びて、型崩れの原因になります。ヨークは横またはバイアスに生地が使われているので横方向にアイロンをかけていきますが、後身頃(背中の部分)は縦方向にアイロンをかけるのが正解です。後身頃は後ほど最後の仕上げにアイロンをかけるので、自然にアイロンがあたる範囲だけに注意を払って、変なシワをつけないように整えておけばOKです。

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全体の流れ
(1) カフス
(2) 袖(ソデ)
(3) 襟(エリ)
(4) 肩のうしろ(現在の記事)
(5) 肩のまえ
(6) 前身頃
(7) 脇(ワキ)
(8) 後身頃

<シャツのたたみ方 関連記事>
全体の流れ
(1) ほぼ準備
(2) 袖をたたむ(ココが肝心)
(3) 袖をたたむ(続き)
(4) 仕上げ
(5) おまけ